暗黒魔王と新人魔王、2柱の魔王でお送りする『あんしん魔王講座』は、『でたとこサーガ』をより楽しく遊ぶため、さまざまな悩みに答えるサポート記事です!
第一回目のテーマは「GMしてみよう!」です!
(文:神谷涼、イラスト:グラゲイダー)

 

「ほう、新人魔王が『でたとこサーガ』のゲームマスター(GM)をするのか」
「は、はい……」
「めでたいではないか。これでそなたも一人前のラスボスであるな!」
「で、でも、いきなりGMだなんて……」(おどおど)
「発売されて間もないゲームなら、初めてなど珍しくあるまい」
「で、でも……失敗したら……」(うじうじ)
「たわけめ。失敗など、余もしょっちゅうしておるわ」
「で、でも……失敗したら参加する人に迷惑で……」(きょどきょど)
「同じような返し方ばかりするでない!」
「け、けど……」(ずーん)
「言葉を変えろと言っておるのではないわ!」
「うぅぅぅ」(ずーん)
「GMもゲームを遊ぶのだ。気楽に楽しまぬか」
「だって……」
「GMは罰ゲームではないぞ。自信を持って臨むのだ」
「わ、わたし、GM自体が初めてなんですよぉ……(あわわわ)」
「それでもだ! 余など初めてGMした時も、自信に溢れておったぞ!」
「る、ルールを間違えるかもしれないじゃないですか」
「間違えても気にするな! 繰り返さねばよい」
「出目がよすぎたり、悪すぎたりしたら……」
「むしろアクシデントは楽しむがよいぞ」
「そ、それでキャラクターを全滅させたりしたら……」
「全滅しても、そうそう死なん。死んでも適当に復活させて続きはできよう」
「そ、そんな無茶なぁ……」
「ルールに……バッドエンドの各項目(P65)にも書いてあるぞ」

 

たとえ死亡しても、クラスを変えたりすれば次のセッションに参加可能だ!

 

「書いてますけどぉ……」
「ならば問題なかろう!」
「で、でも……」
「だーっ! 煮えきらぬやつめ! 一度練習してみよ!」
「れ、練習? そんなルールありませんけど……え、えっと、どうすれば……」
「ふむ。よかろう。余が軽い練習法を教えてやろうではないか」
「は、はぁ……」

 

暗黒魔王が口にした練習とは?
『でたとこサーガ』のより気軽な遊び方にも触れる、次回に続く!